30-01 焼きそばとキャベツの歴史
週末のお昼ご飯、我が家では
月に2~3回のペースで
焼きそばを食べています。
濃いソースの香りが漂ってくると、
急にお腹が空いてくるのが不思議です。
家族全員が喜ぶ、何年も前から
定番メニューになっています。
先日、白菜が余っていたので
焼きそばと炒めてみたら、
予想以上においしく作ることが出来ました。
でも、やっぱりキャベツを入れた焼きそばの方が
焼きそばらしい“本物の味”という感じがします。
実は、焼きそばにキャベツを入れるのは
「ソースの味にキャベツが合うから」ではなく、
量を多く見せるために
工夫されたことが始まりでした。
日本で焼きそばが作られるようになったのは
戦後間もない1950年頃。
当時の日本は非常に貧しく、
食べることに苦労していた時代です。
特に小麦粉が入っている商品は高かったため、
細かく刻んだキャベツを混ぜることで
かさ増しをしていたのです。
単純に、焼きそばとキャベツの相性が良いから
そうなったのだと思っていたのですが、
意外な理由があったことを知って驚きました。
今週末も、おいしい焼きそばを
作ろうかと思います。
キャベツのほか、もやしもたっぷり入れて
栄養満点にしましょう。
食事が出来る幸せを忘れないように、
それを子ども達に伝えながら、
心を込めてキャベツを刻みます。