30-24 日本が見えてくる、お米マイスターの学び
“マイスター”という言葉の意味を
ご存じでしょうか。
てっきり英語かと思いきや
ドイツ語でMEISTERと書き、
「巨匠」や「師匠」を意味しているそうです。
この言葉を知るきっかけとなったのが、
“お米マイスター”という資格について
調べたことでした。
これまでに何度か、
この資格を持つ人をテレビで見たことがあります。
お米マイスター、つまり、
“お米を見極めるプロ”ともいえる人たちです。
この資格は一般財団法人
日本米穀商連合会(日米連)が主宰していて、
その活動は2002年から始まりました。
お米マイスターに求められるのは
お米を見極めることだけではありません。
お米の育てからから精米方法、
保管の仕方や炊き方まで
幅広い知識が求められるのです。
確かにせっかくおいしいお米が用意できても、
保管方法が悪くて劣化させてしまったり
炊飯に失敗してしまったりすると
良さを活かすことが出来ないですね。
そして、お米マイスター達が
レベルを競う大会にも注目です。
料理ごとにその味に合う
ブレンド米を紹介するなどして、
お米に関する知識を高め合っているそうです。
和食の象徴的な存在でもあるお米。
一見、味が無いように思えてしまいますが
香りや食感を意識してみると
とても味わい深いものに感じられます。
お米に関する知識を身につけながら
日本の古い時代の様子も見えてきそうです。