30-12 味噌の好みで出身がわかる!?
味噌は最も身近な発酵食品のひとつで
日本人の食生活にはかかせない調味料です。
味噌の種類は主に、米味噌、麦味噌、豆味噌の3つにわけられます。
具体的にどう違うかというと、
味噌は大豆、塩、麹で出来ていますが、
この麹を何で培養したかによって、種類が分かれます。
米で培養した米麹を使用すれば米味噌、麦麹なら麦味噌、
直接大豆に種麹をつけ、大豆と塩のみで作るのが豆味噌です。
それぞれの味噌の味わいについてですが、
これは原料の配分や気候、水などによってさまざまです。
米味噌は日本で造られている味噌の約8割を占めており、
それぞれの地域により味も色も異なります。
お気に入りの味を探すのもいいかもしれません。
麦味噌は主に中四国、九州で造られており、
色は白っぽく、甘めの味が多いようです。
豆味噌は中部地方で造られている味噌です。
八丁味噌、というとわかりやすいかもしれません。
かく言う筆者も中部地方出身で、
八丁味噌とは昔から馴染みがありました。
これが自分のいる地域特有の味噌とは知らなかったのですが、
大学生の時、地方から来ていた友人に、
「この地域のお店は、どこも味噌汁が赤だしだね」と言われ、
「え?むしろ他は赤だしじゃないの?」と驚いた覚えがあります。
また、この地域では定番のチューブに入った食卓味噌も
筆者は子どもの時から食べていました。
小さいころから食べているからかもしれませんが、
チューブの味噌は甘辛い味になっていて、
豆腐、おでん、フライ、焼きナスなど
本当になんにでも合うんですよ。
フライは、定番のとんかつも良いですが、
個人的にささみフライがおすすめです。
現在は結婚をして実家を出てしまい、
主人も他の地域出身で卓上味噌に馴染みがないため、
あまり使わなくなってしまいましたが、
今でもスーパーで見かけると懐かしい気持ちになります。
なんだか無性にあの味が食べたくなってきました。
次回スーパーに行った時は久しぶりに買ってみようと思います。