30-03 博多スパイシーキャビアの正体
“博多スパーシーキャビア”と名付けられた
食べ物があります。
日本でも古くから、ご飯のお供として親しまれてきました。
我が家で食卓に出るのは月に2~3回くらい。
あのクセになる辛さがおいしくて、
コンビニのおにぎりでも人気の高い商品です。
さて、博多スパイシーキャビアとは
どんな食べ物だか想像がつくでしょうか?
実はこれ、明太子の別名です。
確かにその名前には明太子につながるヒントが含まれていますね。
何故そのような別名が付いたかというと、
ニューヨークにお店を出した日本人オーナーが
明太子を提供するために考えたそうです。
お店は博多料理のレストランなので、
明太子は絶対にはずせません。
当初は明太子がタラの卵であることから、
それを英訳した“Cod roe”という名前で出しました。
しかし、どうにも人気が出ない。
タラの卵というそのままの名前だと、
ニューヨークでは魚介の生々しい印象が強いようです。
そこで、オーナーが
“HAKATA Spicy Caviar(博多スパイシーキャビア)”という名前に
替えてみたところ、
あっという間に人気商品になったそうです。
確かに、博多スパイシーキャビという名前を聞くと、
「食べてみたい!」と感じる気持ちが分かります。
食べ物においてネーミングがいかに重要であるかが
考えさせられますね。
明太子が海外で広まっていくことで、
日本には無いアレンジの料理が誕生することも楽しみです。