30-11 カラフルな幸せ、お土産のマカロン
予期せぬタイミングで
誰かから旅のお土産をもらった時には、
特別な喜びを感じられますね。
しかし外出自粛で人と会わなくなり、
旅に出ることも無くなり、
お土産をやりとりする機会が
まったく無くなりました。
数年前までは、久しぶりに会う友達がいると
小さなマカロンを買って
よくお土産にしていました。
カラフルなマカロンはとても喜ばれます。
お土産を渡す時の、あの楽しい瞬間は
いつ戻ってくるのかと思うと
少しせつなさを感じます。
お土産の“土”と“産”には、
「旅先の土地で生まれた物」
という意味があるそうです。
それを聞くと、私が友達に渡していたマカロンは
やや意味合いが違うような気がします。
そして、「じっくり見て選び、差し上げる」
という意味から“おみやげ”というそうです。
確かに、お土産はもらう喜びももちろんのこと、
あげる側の立場としては
選んでいる時間にも特別な楽しさがありますね。
これから先、人が動いて物を運ぶのではなく、
人は自宅にいて物だけが動く時代が
やってくると聞きました。
大きな変化に追いつけなくなりそうで
不安になってしまいます。
なかなか友達との再会が叶わないので、
誕生日にマカロンを送ってみようかと
密かに考えています。
時代の変化に対応しつつ、
変えたくない大切な物は持ち続けていたいです。