30-4 伝統!?のバースデーケーキ
そろそろ長男のお誕生日がやってきます。
地元の洋菓子屋さんのケーキよりも、
有名パティシエのケーキよりもクリエイティブ感が
すごいケーキが我が家の「家族を祝うケーキ」なのです。
長男はもう22歳になろうとしていますが
このケーキ作りを楽しみにしてくれています。
長女も次女も。まずは材料集めが1週間前から始まります。
主にトッピング用のお菓子たちです。遠足に持っていく
おやつを買いに行くかのように、
スーパーのお菓子売り場の前であれこれ悩んでは
一人3~4つの商品を見つけてきます。
大学、高校の大きなお兄ちゃん、お姉ちゃんたちを
いぶかしげに見つめる小さな子たちを気にも留めずに…。
母の任務は大きな「耐えられる」スポンジケーキを焼くことです。
ふわふわのやわらかいケーキを焼くことに世間では
一生懸命であるのに、この日ばかりは何が乗ろうと耐えられて、
でもおいしいケーキを焼かねばなりません。
そしてすべてが一体となる創作タイムが始まるのです。
世間では上下にスライスされたスポンジの間に
クリームを入れますが、縦に切れ目を入れてクリームを
流し込んでみたり、小さなまんじゅうを挟み込んでみたり、
はたまたクリームの中にグミを埋め込んでみたり
食べてからのお楽しみ感満載のケーキが着々と
出来上がっていくのです。
父の任務はろうそくの準備です。。。