30-6 アサリのフライ
結婚するまでの25年間、千葉に住んでいました。
千葉といえば落花生なのですが、
海苔やアサリもおいしいと有名でした。
特に内房の海は遠浅で干潮時にはかなり遠くまで
砂浜がむき出しの状態になります。
海が引いていくのに引っ張られていくかのように
多くの人が潮干狩りに出てくるのです。
砂をよく見ると小さな穴がぷつぷつぷつぷつとあって、
そんなところはたくさんのアサリたちが
集まっているところ。それをめがけて掘っていけば
ザックザックとれること間違いありません。
家族で行けば必ずといっていいほど
親が夢中になっていくので、海岸では迷子のお知らせが
ひっきりなしに流れているのです。
我が家は大学、高校と大きくなってしまったので、
一緒に潮干狩りに行ってはくれなくなりましたが…。
たくさんとれたアサリはやっぱりお味噌汁や
アサリ飯で食べるのが一番美味しいですし、
よく知られたお料理ですよね。
でも、千葉の地元ではアサリを数粒、
焼き鳥の串に刺していき、
衣をつけてフライにして食べることも多く、
ご飯によく合うおかずになるのです。
転勤で千葉を離れてからは残念ながら
アサリのフライを全く見なくなりました…。
でも、このアサリのフライを紹介すると
必ず喜んでもらえるのはうれしいですね。