30-14 お茶の種類と美味しい淹れ方

お茶には様々な種類があります。

緑茶、抹茶、ほうじ茶、玄米茶、紅茶、烏龍茶などがありますね。

しかし、今挙げたこのお茶はどれも

元は同じ葉から作られているのはご存じですか?

数多くの種類があるお茶ですが、

そのほとんどは加工方法の違いによるものです。

お茶は大きく「不発酵茶」「半発酵茶」「発酵茶」に分かれます。

収穫した茶葉は、

採った時点からすぐに酸化(発酵)が始まります。

なので、収穫したらすぐに蒸したり炒ったりといった加熱処理を行い、

この酸化を出来るだけ早く止めて、

緑色を保ちながら製造されるものを不発酵茶といいます。

緑茶、抹茶、ほうじ茶、玄米茶などがこの製法で作られます。

この酸化を少しだけ進めてから製造するのが半発酵茶で、

主に中国で作られており、烏龍茶などが挙げられます。

さらにこの酸化を完全に進めてから製造するのが発酵茶となり、

皆さんのよく知る紅茶がここに分類されます。

製造過程の違いでこんなにも風味や見た目に差が出るなんて

驚きですね。

それでは、これらのお茶の美味しい淹れ方をご紹介します。

まず、不発酵茶である緑茶や抹茶は

約80度くらいのお湯で淹れるのが

一番美味しい淹れ方です。

沸騰直後の熱湯だと

苦みや渋み成分が多く出てしまうので

少し冷ましてあげるのがポイントです。

また、その中でも高価な玉露などのお茶は、

旨味や甘み成分を多く含むので

もっと温度の低い60度ぐらいのお湯で

抽出するのがおすすめです。

逆にほうじ茶や玄米茶は苦みや渋みが少ないので

熱湯で淹れると香ばしい香りが引き立って美味しいです。

また、半発酵茶の烏龍茶や発酵茶の紅茶も

香りを楽しむお茶なので、

ほうじ茶などと同様に熱湯で抽出すると良いです。

ぜひお気に入りのお茶を見つけて、

その茶葉にあった淹れ方に挑戦してみてください。

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