30-30 デリバリー型になった中学校の給食
神奈川県横浜市の中学校では、
2021年春から“デリバリー型”という
新しい形式の給食が採用されています。
小学校と大きく違うのが、
これを食べるのは“注文した生徒のみ”であること。
注文していない生徒はお弁当を持参しています。
そのほか、普段お弁当を持参している生徒でも、
当日の朝7時半までに注文をすれば
デリバリー型の給食を食べることが出来ます。
この「選べる」、そして「変えられる」という
自由なルールはとても魅力的ではないでしょうか。
私が子どもの頃は、小学校でも中学校でも
毎日の給食が楽しみで食べ残すことは
ほとんど無かった気がします。
そのことが誇らしくもあり、
「今日はこういうおいしいものが出て
おかわりの行列に自分も並んだ」などと
よく母に話していました。
私だけでなく、友達も給食が大好きで
ニコニコしながら食べていた記憶があります。
ただ、当時に比べると
今では食べ物のアレルギーを持つ子どもが
とても多いと聞きます。
給食かお弁当かを選べることは、
アレルギーを持つ子どもにとっても
メリットが大きいと感じます。
そのほか、デリバリー型の給食は、
すでに盛り付けされたお弁当に近い形で
生徒に配布されるそうです。
それであれば“給食係”が必要なくなります。
学校でのお昼の風景が、
時代とともに少しずつ変わっていきます。
昔と変わらず、子ども達が
食べる喜びを感じていて欲しいと願います。